長い一日2011/09/24 18:39

 秋晴れのすがすがしい一日。一週間前まで真夏だったのに。寒からず、暑からずのこの絶好のコンディションにはやはり明神峠を上らねば。
 先日の台風で水量もまだ多めの境川を目黒交差点まで下る。後半に体力を残すべく前半はゆっくり目を心がけながら走る。
 R246号でまずは秦野を過ぎた寄入口のセブンイレブンまで快調に走り、ここで最初の休憩。
 休憩後引き続きR246号で御殿場方面へ向かう。毎度の愚痴を言えば、やはり路肩付近はあまりに走り難い(”憎い”の変換文字を使いたくなるな)。いつものように生土の交差点から小山市街に入るつもりで走っていると、交差点手前あたりから大渋滞。生土交差点に来てみると、R246に土砂が流れてきたとかで通行止めで、みんな小山市街へ迂回。おかげでのんびりと裏道を走るつもりが狭い道路に大型トラックがならび、自転車も進めず大分時間をロス。
 駿河小山のセブンイレブンで早めだったけどお昼代わりにおにぎり1個を食べて休憩。セブンイレブンの先で、大渋滞の車の列から分かれて、右折して明神峠入口を目指す。右折した先でR246方面を眺めると、どうやら丁度土砂が流れて工事中のところが見えた。
駿河小山R246通行止め
          遠方正面のクレーンが土砂崩れ復旧工事場所か?

 それにしてもこの辺りは毎年台風で何らかの被害が発生してる。工事中の河川敷も工事が終了しないうちにまた流されているようだ。
 小山からいつものように明神峠の前哨戦のような上りをゆっくり上りきり、平地になった先が明神峠入口。
明神峠入口
          明神峠入口(この後悲劇が訪れるとは)

 ここで追加の休憩をとってからいざ登坂開始。走りはじめようとしたところでローディーさんがやってきて先行して登坂。あっと言う間に見えなくなりました。
 こちらは途中で足付きだけはしないようにとギリギリのペースで上がります。それにしても明神峠はきつい。はっきり言って壁です。
 それでも第一関門のコンクリートのディンプル舗装も何とかクリア。そして明神峠バス停もクリア。しかしこのバス停の名前にだまされてはいけません。明神峠にはまだまだ激坂を制覇しないと到着しません。
 ピーク手前1Kmくらいで突然のアクシデント発生(アクシデントは突然だからアクシデントか?)。サドルがずりっという感じで横滑り、何が起きたのか走りながらでは全く不明。シートピラーのボルトが緩んでぐらついたのか?
 しかしここまで足付きなしで来たのに、あきらめる訳には行かないと思い、ぐらつくサドルに負荷をなるべくかけないようにしながら、必死で上り、ピークの県境になんとか到着。自転車を下り、サドルを見ると”なんじゃこりゃー” サドルをピラーに固定するパイプが折れているではないか?
 行程半分のここから、この状態で帰れるのかと一瞬頭のなかは真っ白に(は大げさだけど)。なんとかサドル先端からの出ているパイプだけでギリギリサドルがつながっている状態。山中湖まで行けば自転車ショップがあるかもと、気を取り直し走行再開。しかし症状が見えてしまっただけに決定的な破壊に至らないように、不自然な乗り方に。
 スピードも出せないのでのんびりと三国峠を目指します。気持ちを立て直すべく途中のミニ滝に寄り道。冷たい水で喉を潤す。
水分補給
          明神峠を過ぎ、三国峠手間の沢(水は冷たい&うまい)

 写真のようにチュープラーをくくりつけるバンドでサドルを気休めに固定。チューブラーはトップチューブにぶら下げて、なんとも情けない状態。
 明神を越えれば三国峠はあっと言う間なのに、スピードも力も出せずに、不自然な乗り方で妙に体力を消耗しながら、何とか三国峠に到着。
三国峠
          三国峠
    
 ここからは下り、しかしサドルにはしっかり座れず、中腰状態で下ります。サドルにしっかり座らずにクリートを外すのは実はすごく大変だということもわかりました。(サドルは偉大だ)
 悩んでもしかたがないので、写真はしっかりと撮影。三国の下りで山中湖と、少しだけ頂上が顔を出した富士をバックに一枚。
富士が少しだけ顔をのぞかせる
          三国峠の下り

 下りきって、セブンイレブンでエネルギー追加補給。カップヌードルを食べながら携帯で調べたら、近辺には自転車屋はまったくないことが判明。”がが~ん”。
 半分やけくそ気味に出発。山伏峠を越えれば、ペダリングはあまり要らない長い下りなので、なんとかなるだろうと、完全分解しないことだけを祈りつつ走り続ける。
 まったくペースを上げられないながらも、なんとか大渡の湧水まで到着。不自然体勢でへとへとです。
大渡湧水
          道志みち大渡の湧水

 喉と水筒を満たして、残りの行程を進みます。道志みちから津久井湖を経由して橋本へ。橋本あたりでサドルの購入を考えたけど、ここまで来たならと、この瀕死状態のサドルのまま帰路を進みました。
 体力的にも精神的にもボロボロ状態でなんとか町田に帰還。ほんとうに長い一日となってしまいました。家に到着して改めて破損状況を写真撮影。最初は片側だけ折れていたのですが、すぐに両方折れちゃいました。これでよくここまで持ちました。
壊れたサドル
          無残な状態のサドル

 本日の走行距離152Km。
(写真撮影モードを間違え、本日の写真うつりがイマイチ)